20200904
劇団ひとりという芸名の人がいるが、
今の私に芸名をつけるとしたら現実ひとりである。
絵を見る時もひとり。
オムライスを食べる時もひとり。
雑貨を買う時もひとり。
占い見てもらう時もひとり。
金を使った罪悪感を齧るのもひとり。
寂しさや孤独感を自己憐憫で濁すのもひとり。
8畳のワンルームに、ひとりが満ちる。
また明日が今日だったらいいのにと思う。
昨日も今日だったらいいのにと思う。
今日が永遠に今日だったらいいのに。
日本語が下手で職場でびくついている私はどこにもいつにもどのじげんにもいなくて
並行して今日がいくつも続いてひとりをいっぱいに吸ってひとりをいっぱいに吐いて。
終わり。