ツナの缶詰の中は快適です。よく眠れます。

私の日記、君だけに見せてあげる。

20201002 パラレルワールドに9の白き花束を捧げる。

 

20201002

 

病院の日。

3回言って3人とも医者が違うのはどうなのだろう。

今回の医者はどいやら不人気そうだが、

でも結構信頼は置いてもいいかもしれないと思った。

というのも、一見とっつきにくそうな男性ではあるが、

僕の話を最後まで聞いてくれる。のが分かる。

けれど結構ドライに見えるから人気がないのかもしれない。

 

リスカ騒動を起こしたことを話した。

発達障害かもしれない、という旨も話した。

アスペルガー、とおっしゃってますが、ADHD的ところも少しありますね」

否定できなかった。「そうかもです」みたいな顔を下。

そうしたら、ストラテラという薬を加えて、処方してくれた。

ストラテラ

ステラ。とも響きが似ているこの薬は、ADHDの中でも主に使われる薬で、

そこらへん結構調べていた僕でも聞いたことはあった。

ので、

なんかこう、憧れの薬を手に入れた、感が若干ある。ストラテラ、キラキラ。知らんけど。

けれどこの句尻は効き目が出るのに1か月もかかるらしい。待てるだろうか。

いや、持ちこたえられるだろうか。

「10の環境が合わなくても、1の環境が合えばいいんです。そんな環境なんで並行することは基本ないのですから」

確かにと思えた。

やっぱり転職だろうか。

ひとりで完結できる仕事って何だろ。でもほどほどの人間関係も欲しいし、基本褒められたい。

新聞配達とか郵便配達とかああいうのはやっぱ厳しかったりするのかな。

あーでもバイク自信ない。自転車の運転には定評があるんですけどね。

 

***

 

明日から4連勤。生きられるだろうか。

途中で何らかのバグが起きて死んだりしないだろうか。

バグって死んだらごめんなさい。

 

バグって死なないように、貸本屋で借りたマンガに手紙をつけて明日返却する。

不思議な少年という漫画、読み切れなかったんでまた借ります!」

こういう小さき約束が私の明日を作っていくように思う。

 

***

 

その後水曜文庫でチョコレートの世界史という本を買った。100円。

あそこの100円コーナーは「おっ!!」という出会いがあるので、

時間があるときは必ず見るようにしている。

 

***

 

その後ひばりブックスでずっと買おう買おうと思っていた本を買った。

つくみず先生が表紙を書いた、ペシミストの思考だのなんだのという本である。

「奇書が読みたいアライさん」で知った。

彼女は僕の良き読書ガイドで、彼女が薦めた本は100%今のところ面白い。

彼女・・・いや彼なのかもしれないがアライさんなので彼女・・・はどういった書店員なのだろうか。

少し気になる。

 

実はこの本を今日買うつもりはなかった。

箱を買ったら850円、その中に文庫本が入ってると思ったらなんと空とのこと。

あわててあわてて、その値段以上の欲しかった本を買えた。

だからこの本はある意味今私の手にあるべくしてあっている、

運命の本でもあるんだと思う。

 

***

 

お仕事やすんで一週間くらいずっと読書して書いて読書して書いての日々がほしい。

 

***

 

気づけば1200字、水深315メートル、

ヘアーブラシについた髪の毛の亡骸を眺める。

昨日の私の亡骸の断片か、それともおとといか、

それともリスカ騒動を起こしたあの日か。

 

あの日から、ずっと「生きているんだな」を実感し続けている。

どこかのパラレルワールドの私はあそこで死んだのかもしれない。

ショッピングセンターのテナントの一角の、

あの狭い事務所の、

冷たい石畳みの上で、

悲鳴を上げ津女性達に囲まれながら、

かすかに、

微笑んで、

流れる赤黒い血の上、

「さようなら・・・みなさん幸せになってください」

とでも言いながら。

 

***

 

じゃあ生きよう。

なるべく大切に生きようと思っている。

思っているが、実行に起こすのは難しい。

 

***

 

ツイッターで女性の自殺率が上がったニュースを知る。

コロナ禍において、もしくはリスカ禍において。

水が流れるようにルート選択をして生存を、何事もなかったかのようにいまこうしてキーボードをたたいている僕だが、

水が流れるようにルート選択をして死亡を、誰かのほほを濡らしまくっている女性がこの日本に何千といるのかもしれない。

自然と生存ルートを選べた確率は実は10パーほどとかなのかもしれない。

10人いたパラレルワールドの私の内9人はあの時死んでおり、

だからこうして9人の分も生きようとするから

生きてる生きてると常に思っているのかもしれない。

分からない。

そんなの、アカシックレコード株式会社に聞いてみないとわからない、けれども。

 

***

 

死刑囚の手記を読んでいるが、

案外内容はそこまで暗くなく、

生きることを星のようにとらえている。

短歌の歌人として活躍した人とのこと。

死刑囚でなくてよかったと思う。

 

***

 

今日はずっと眠かった。

 

***

 

た。

 

未明の薄靄の中を駆け抜けるあの馬の名前知りませんか?

 

***

 

とかく僕には今ストラテラと、

また増えた積読の本が山ほどあり、

そして絶対面白い漫画「不思議な少年」を読まなくてはならない。

し、

職場でもまあまあ明るい笑顔しなくてはならないし、

POPも描かなくてはならない。

そうだ、コーヒー2種類描かなくてはならい。

そのために明日は約起きなければならない。

 

目に見えぬ私に花を投げ捨て、

私は私を生きていかなければならない。

 

怯えながら、怯えながら。

 

****

 

「希望だよ」

 

終わり。