20230114
「いけるならいっといたほうがいいよ」
という叔母の言葉におされ、渋々実家に行くと母方の祖父母が来ていた。滋賀からである。たまたまだった。
最近の母は週ごとに弱っている。気がする。先週はまだ意識ははっきりしていた。でも今回は意識すらも怪しい。目を開くとき眼球がぎゅるんと上を向く。怖いと思った。
鼻にチューブが今年から繋がっているが、茶色い鼻だれが鼻の横にくっついている。
肺に水が溜まっているらしい。苦しいだろうと思う。こういう姿をずっと見ていると、安楽死合法化とかそういう言葉が一瞬よぎる。
でも私はずっと見る。時々手を握る。30分一時間。ずっと。ずっと。
私が誰ともわからなくとも。
実家には老犬がいる。名前はノエルである。2月生まれではあるが、響の良さでノエルである。
「ノエル、ノエル」
「しっぽがチャーミングだねぇ」
祖母は意外と嬉しそうにノエルに触れる。
母はノエルをもう呼べない。これは何?と父親に聞かれてもノエル、と答えが出てこない。
それでもノエルは母親のベッドの足元にずっといる。そこで寝るのだ。ずっと。ずっと。
覚悟はしていたがそれでも不意に涙が出てくる。
でも覚悟はしていたから私は思ったより取り乱していない。
今年の目標は母親を見届け今後の人生を考える。である。
でもいざ刻一刻と逼迫すると目から無限に涙があふれてくる。
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櫻坂のミーグリは応募したんだけれども、ちょっと今熱が冷めている。
それに焦っている自分がいたが、でもこの状況なら仕方ないと思いなおす。
福袋高いんだよなぁ。買おうかなぁ。うーん。でもポケカも買うしとか思ってる。
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そんなわけで祖父母が来たので、写楽の寿司である。
久々にこんな栄養のあるものを食べた。
毎日祖父母、来てくれ~って思った。
終わり
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クリスマスの時はファミマのこの旗をみて「この生田斗真マジカッコいいよね!?やばくない!?」とかまだ通じたのに、もう今じゃファミマもいくたとーまも分からなさそうである。